
インプラント治療において、最終的な人工歯(上部構造)を作るための型取りは、治療の成否を左右する重要なプロセスです。
正確な印象を採得できなければ、どれほど優れた素材を使用しても適合の良い上部構造を製作することはできません。
本記事では、インプラント上部構造の印象手順について、基本的な流れから各方法の特徴、最新のデジタル技術まで体系的に解説します。
これから印象採得を控えている患者さんや、手順の詳細を知りたい方にとって、治療への理解を深める一助となるでしょう。
インプラント上部構造の印象は大きく2つの方法に分類される

インプラント上部構造の印象手順は、オープントレー法とクローズドトレー法という2つの主要な方法に分類されます。
さらに、従来のシリコン印象材を用いる方法と、口腔内スキャナーを使用するデジタル印象法があり、症例や設備に応じて最適な手法が選択されます。
単独インプラントの場合は一般的にクローズドトレー法が用いられることが多く、複数本のインプラントや全顎症例ではオープントレー法が推奨されるとされています。
これは、インプラント同士の位置関係をより正確に記録する必要性が多本数症例では高まるためです。
なぜインプラント上部構造の印象が治療の成否を分けるのか

上部構造とは何を指すのか
まず、上部構造について明確にしておく必要があります。
インプラント治療は大きく3つのパーツで構成されています。
- インプラント体(フィクスチャー):顎骨に埋め込まれる人工歯根部分
- アバットメント:インプラント体と上部構造を連結する支台部分
- 上部構造:最終的に装着される人工歯(被せ物)
この中で上部構造は、実際に咀嚼機能を担い、審美性を左右する最も重要な部分と言えます。
上部構造の材質には、ジルコニア、セラミック、金属など様々な選択肢がありますが、どの材質を選んでも精密な適合が求められます。
印象採得の精度が求められる理由
インプラント上部構造の印象精度が特に重視される理由は、天然歯の印象とは異なる特性にあります。
天然歯は歯根膜という組織が存在し、ある程度の動揺(わずかな動き)があるため、補綴物の適合に多少の余裕があっても問題が生じにくいとされています。
しかし、インプラントは骨と直接結合(オッセオインテグレーション)しているため、全く動揺がありません。
このため、上部構造がわずかでも不適合であると、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 咬合力が不均等に加わり、インプラント周囲骨に過度な負担がかかる
- スクリューの緩みや破損が生じやすくなる
- インプラント周囲炎のリスクが高まる
- 上部構造の破折や脱落につながる
特に複数本のインプラントを連結する症例では、「パッシブフィット」と呼ばれる応力が加わらない理想的な適合状態を実現することが重要です。
このパッシブフィットを達成するためには、印象の段階でインプラント同士の三次元的な位置関係を正確に記録する必要があります。
印象材による従来法とデジタル印象の役割
印象採得の方法は大きく分けて2つのアプローチがあります。
第一に、シリコン印象材などを用いた従来法は、長年の臨床実績があり、多くの歯科医院で標準的に行われています。
この方法は材料の物性や取り扱いが確立されており、信頼性の高い印象を得ることができます。
第二に、口腔内スキャナーを用いたデジタル印象は、近年急速に普及しつつある新しい技術です。
デジタル印象では「スキャンボディ」と呼ばれる専用部品をインプラントに装着し、口腔内を光学的にスキャンすることで三次元データを取得します。
デジタル印象の利点としては、以下が挙げられます。
- 印象材の硬化待ち時間が不要で、患者の負担が軽減される
- 印象材による嘔吐反射が起きやすい患者にも適用しやすい
- デジタルデータとして保存・送信できるため、技工所との連携が効率化される
- 必要に応じて再スキャンが容易に行える
ただし、デジタル印象にも限界があり、深い部位や複雑な形態、唾液や血液による視野不良の影響を受けやすいという課題もあるとされています。
オープントレー法とクローズドトレー法の違いと選択基準

オープントレー法の特徴と手順
オープントレー法は、印象用トレーに開口部(穴)を設ける方法です。
この方法では、印象用コーピング(インプレッションポスト)をインプラントまたはアバットメントにスクリューで固定し、そのスクリューの頭部がトレーの開口部から出るようにします。
具体的な手順は以下の通りです。
- 印象用コーピングをインプラント体またはアバットメントに装着し、スクリューで締結する
- コーピングの位置に合わせてトレーに開口部を作製する
- シリコン印象材をトレーに盛り、口腔内に挿入する
- 印象材が硬化するまで保持する(通常5〜7分程度)
- 硬化後、トレーの開口部からスクリューを緩めて外す
- コーピングが印象材内に固定された状態でトレーごと撤去する
- 技工所で印象体内のコーピングにインプラントアナログを連結し、作業模型を作製する
オープントレー法の最大の利点は、コーピングが印象材と一体化した状態で取り出せるため、インプラントの位置情報が高精度に保たれることです。
特に以下のような症例で推奨されます。
- 複数本のインプラントを連結する症例
- 全顎インプラント症例
- インプラントの埋入角度が平行でない症例
- 長いスパンのインプラントブリッジ
一方で、トレーの加工が必要であることや、手技がやや複雑になるという側面もあります。
クローズドトレー法の特徴と手順
クローズドトレー法は、通常の印象用トレー(開口部なし)を使用する方法です。
この方法では、印象材硬化後にトレーを外してから、口腔内に残った印象用コーピングを取り外し、それを印象体内の対応する位置に戻すという手順を踏みます。
具体的な手順は以下の通りです。
- 印象用コーピングをインプラント体またはアバットメントに装着する
- 通常のトレーにシリコン印象材を盛り、口腔内に挿入する
- 印象材が硬化するまで保持する
- 硬化後、トレーを慎重に撤去する(コーピングは口腔内に残る)
- 口腔内のコーピングを取り外す
- インプラントアナログをコーピングに連結する
- 印象体内の対応する位置にコーピング+アナログを慎重に戻す
- 作業模型を作製する
クローズドトレー法の利点は、術式が比較的簡便であることです。
トレーの加工が不要で、一般的な印象採得に近い手順で行えるため、チェアタイムの短縮にもつながります。
また、患者の負担も少ないとされています。
主に以下のような症例で選択されます。
- 単独インプラント症例
- インプラントの埋入角度が良好(ほぼ平行)な症例
- 比較的短いスパンの補綴
ただし、コーピングを印象体に戻す際にわずかな位置ずれが生じる可能性があり、多本数症例では精度面でオープントレー法に劣るとされることがあります。
症例に応じた選択のポイント
どちらの方法を選択するかは、症例の特性によって決定されます。
一般的な選択基準としては、単独インプラントならクローズドトレー法、複数本のインプラントならオープントレー法が推奨されることが多いとされています。
しかし、最終的な判断は以下の要素を総合的に考慮して行われます。
- インプラントの本数と配置
- インプラントの埋入角度と平行性
- 補綴設計(単冠、ブリッジ、オーバーデンチャーなど)
- 軟組織の状態
- 患者の協力度や開口量
- 使用するインプラントシステムの特性
近年では、マルチユニットアバットメントを使用した症例において、オープントレー法で印象を採得することで、より確実なパッシブフィットを得られるという報告も増えています。
シリコン印象による上部構造印象の詳細な手順

印象採得前の準備段階
印象採得を成功させるためには、事前の準備が重要です。
まず、インプラントのオッセオインテグレーション(骨結合)が完了していることを、レントゲン検査や臨床検査で確認します。
一般的に、インプラント埋入後3〜6ヶ月程度で骨結合が完了するとされていますが、個人差があります。
次に、口腔内の清掃状態を確認し、必要に応じてプラークや歯石の除去を行います。
インプラント周囲組織の炎症がある場合は、印象採得前に治療を行うことが推奨されます。
また、患者への説明も重要なステップです。
印象採得の目的、手順、所要時間(通常15〜30分程度)、感覚(印象材の味や感触、硬化までの保持時間など)を丁寧に説明することで、患者の不安を軽減できます。
ヒーリングアバットメントの取り外しとコーピングの装着
二回法インプラントの場合、通常はヒーリングアバットメント(ジンジバフォーマー)が装着されています。
これを専用のドライバーで慎重に取り外します。
露出したインプラント体の内部をエアーで乾燥させ、清掃します。
次に、印象用コーピング(インプレッションポスト、トランスファーとも呼ばれる)を選択します。
コーピングは使用するインプラントシステムに対応した専用品を使用する必要があります。
コーピングをインプラント体またはアバットメントに装着し、規定のトルクでスクリュー締結します。
この締結が不十分だと、印象採得中にコーピングが動いてしまい、精度が低下します。
一般的に10〜15Ncm程度のトルクが推奨されることが多いとされていますが、システムによって異なります。
トレーの選択と調整
患者の口腔内形態に適したトレーを選択します。
既製トレーで対応できる場合もあれば、個人トレーを作製することもあります。
オープントレー法の場合は、装着したコーピングの位置に合わせてトレーに開口部を設けます。
開口部は、スクリュー頭部が自由に出入りできる大きさ(通常直径5〜8mm程度)に調整します。
トレーに印象材用の接着剤を塗布し、十分に乾燥させます。
この接着処理を怠ると、印象材がトレーから剥離してしまう可能性があります。
印象材の準備と挿入
シリコン印象材は、一般的に付加重合型シリコンが使用されます。
この材料は寸法精度に優れ、硬化収縮が少ないという特性があります。
印象材は通常、硬さの異なる2種類を組み合わせて使用します。
- ライトボディ(低粘度):細部の記録用
- レギュラーボディまたはヘビーボディ(高粘度):トレー用
まず、ライトボディをシリンジで直接インプラント周囲に注入します。
この際、気泡が入らないよう慎重に行います。
次に、レギュラーボディまたはヘビーボディをトレーに盛ります。
両方の材料を準備したら、速やかに口腔内にトレーを挿入し、適切な位置に保持します。
オープントレー法では、スクリュー頭部が開口部から適切に出ていることを確認します。
印象材硬化と保持時間
印象材が完全に硬化するまで、トレーを安定した位置に保持します。
硬化時間は使用する材料によって異なりますが、通常5〜7分程度とされています。
この間、患者には動かないよう協力を求めます。
口を開けた状態での保持は負担が大きいため、事前に所要時間を説明しておくことが重要です。
硬化の確認は、口腔外に残った余剰印象材の硬さを触診することで行います。
印象体の撤去と確認
クローズドトレー法の場合は、印象材硬化後、トレーを慎重に撤去します。
撤去方向は、インプラント軸に沿って垂直に引き上げるのが理想的です。
トレー撤去後、口腔内に残ったコーピングを取り外し、インプラントアナログ(模型用インプラント類似体)に連結します。
そして、印象体内の対応する位置に慎重に戻します。
オープントレー法の場合は、トレーの開口部から専用ドライバーでスクリューを緩めて取り外します。
コーピングが印象材内に固定された状態で、トレーごと撤去します。
撤去後、印象体を確認します。
以下の項目をチェックします。
- 気泡や欠損がないか
- インプラント周囲の軟組織形態が正確に記録されているか
- 対合歯との咬合関係が記録されているか
- コーピングが確実に固定されているか(オープントレー法)
- コーピングが正しい位置に戻されているか(クローズドトレー法)
問題があれば、再度印象を採得する必要があります。
作業模型の作製と上部構造製作への移行
適切な印象体が得られたら、技工所へ送付します。
技工所では、印象体に石膏を注入して作業模型を作製します。
オープントレー法の場合、印象体内のコーピングにインプラントアナログを連結してから石膏を注ぐことで、インプラントの位置が正確に再現された模型ができます。
クローズドトレー法の場合は、すでにアナログと連結されたコーピングが印象体内に配置されているため、そのまま石膏を注ぎます。
作業模型上で、歯科技工士が上部構造を製作します。
この際、咬合関係、隣接歯との接触関係、審美性などを考慮した設計が行われます。
具体的な症例での印象手順の実際
単独インプラント症例でのクローズドトレー法の実際
例えば、下顎第一大臼歯部の単独インプラント症例を考えてみましょう。
この症例では、インプラントが一本のみで、埋入角度も良好な場合、クローズドトレー法が選択されることが一般的です。
まず、ヒーリングアバットメントを取り外し、印象用コーピングを装着します。
下顎用の既製トレーを選択し、印象材用接着剤を塗布します。
ライトボディシリコンをインプラント周囲に注入し、レギュラーボディをトレーに盛って口腔内に挿入します。
約6分間保持した後、トレーを撤去します。
口腔内に残ったコーピングを取り外し、インプラントアナログに連結して印象体内に戻します。
この方法では、手順が簡潔で患者の負担も少ないという利点があります。
単独症例では位置関係の記録が単純であるため、クローズドトレー法でも十分な精度が得られるとされています。
複数インプラント症例でのオープントレー法の実際
次に、上顎前歯部3本欠損に対する3本のインプラント症例を考えます。
この場合、3本のインプラントを連結したブリッジタイプの上部構造を製作するため、インプラント同士の位置関係を高精度に記録する必要があります。
したがって、オープントレー法が選択されます。
3本すべてのインプラントに印象用コーピングを装着し、スクリューで締結します。
上顎用トレーに、3つのコーピングに対応する位置に開口部を設けます。
印象材を準備し、口腔内に挿入します。
スクリュー頭部が3つすべて開口部から適切に出ていることを確認します。
硬化後、3つのスクリューを順次緩めて取り外し、コーピングが印象材内に固定された状態でトレーを撤去します。
この方法により、3本のインプラントの三次元的な位置関係が正確に記録されます。
技工所では、この印象から作製された模型上で、パッシブフィットを実現するブリッジを製作することができます。
全顎インプラント症例での高度な印象手順
全顎(無歯顎)に対するインプラント治療では、通常4〜6本のインプラントを埋入し、それらを連結した固定性補綴物を装着します。
この症例では、マルチユニットアバットメントが使用されることが多く、印象手順も複雑になります。
まず、各インプラントにマルチユニットアバットメントを装着し、規定トルクで締結します。
次に、各マルチユニットアバットメントに印象用コーピングを装着します。
全顎用の大きなトレーに、すべてのコーピングに対応する開口部を設けます。
この症例では開口部が複数あるため、トレーの剛性を保つための補強も必要になることがあります。
印象材を注入し、すべてのスクリュー頭部が開口部から出ていることを確認します。
硬化後、複数のスクリューを確実に緩めて取り外し、トレーを撤去します。
全顎症例では、複数のインプラントの並行性が必ずしも良好でないことが多いため、オープントレー法が特に重要となります。
正確な印象により、咬合力が均等に分散される上部構造を製作できます。
デジタル印象による新しいアプローチ
口腔内スキャナーとスキャンボディの使用
近年、口腔内スキャナーを用いたデジタル印象が普及しつつあります。
この方法では、スキャンボディと呼ばれる専用の部品をインプラントまたはアバットメントに装着します。
スキャンボディには特有の形状や模様があり、スキャナーがこれを認識することでインプラントの三次元的な位置と角度を記録します。
口腔内スキャナーで口腔内全体をスキャンすると、数分でデジタルデータが得られます。
このデータはコンピューター上で確認でき、必要に応じて再スキャンも容易に行えます。
デジタル印象の最大の利点は、患者の不快感が大幅に軽減されることです。
印象材の味や感触、硬化までの保持時間などが不要になるため、特に嘔吐反射が強い患者には有効とされています。
デジタル印象の利点と課題
デジタル印象には多くの利点があります。
- 印象時間の短縮
- 患者の負担軽減
- デジタルデータとして保存・管理が可能
- 技工所への送付が即座に行える
- CAD/CAMシステムとの親和性が高い
- 寸法変化のリスクが少ない
一方で、いくつかの課題も存在します。
深い部位や複雑な形態のスキャンが困難な場合があり、唾液や血液による視野不良の影響を受けやすいとされています。
また、口腔内スキャナーの精度は機種によって異なり、多本数のインプラント症例では従来法と同等の精度が得られない場合もあるという報告もあります。
さらに、デジタル印象は高価な設備投資が必要であり、すべての歯科医院で導入されているわけではありません。
デジタルとアナログの組み合わせ
現在の臨床では、デジタル印象と従来法を症例に応じて使い分ける、あるいは組み合わせるアプローチが取られることもあります。
例えば、単独インプラントや2〜3本程度の症例ではデジタル印象を活用し、より複雑な全顎症例では従来法を選択するといった判断です。
また、デジタル印象で得られたデータを検証するために、従来法での印象も併用するケースもあります。
今後、技術の進歩によりデジタル印象の精度と適用範囲がさらに拡大することが期待されています。
印象精度を向上させるための重要ポイント
コーピングの適合と締結トルクの重要性
印象精度を左右する最も重要な要素の一つが、印象用コーピングの適合と締結です。
コーピングがインプラントまたはアバットメントに適切に適合していない場合、わずかなガタつきが印象全体の精度低下につながります。
また、スクリューの締結トルクも重要です。
不十分なトルクでは印象採得中にコーピングが動いてしまう可能性があり、過度なトルクではネジ山の損傷を招くことがあります。
各インプラントシステムには推奨される締結トルクが設定されているため、トルクレンチを使用して正確に管理することが推奨されます。
印象材の適切な取り扱い
印象材の物性を最大限に活かすためには、適切な取り扱いが必要です。
まず、使用期限内の材料を使用することが基本です。
期限切れの印象材は硬化不良や寸法精度の低下を招く可能性があります。
混和時には、メーカーの指示に従った比率と時間を守ります。
自動練和器を使用すると、より均一な混和が可能です。
印象材の注入時には、気泡が入らないよう注意します。
特にインプラント周囲の細部に気泡があると、作業模型の精度が低下します。
シリンジの先端をインプラント周囲の最深部から徐々に引き上げながら注入することで、気泡の混入を防ぐことができます。
軟組織の管理
インプラント周囲の軟組織状態も印象精度に影響します。
炎症があると出血しやすく、印象材への血液混入により精度が低下します。
また、軟組織の腫脹があると、実際の補綴装置装着時とは異なる形態が記録されてしまいます。
したがって、印象採得前に軟組織の健康状態を確保することが重要です。
必要に応じて、ヒーリングアバットメントの形態を調整して軟組織形態を整えることもあります。
まとめ:インプラント上部構造の印象手順の要点
インプラント上部構造の印象手順は、治療の成功を左右する重要なプロセスです。
主な印象方法としては、オープントレー法とクローズドトレー法があり、症例に応じた適切な選択が求められます。
単独インプラントではクローズドトレー法が一般的ですが、複数本や全顎症例ではオープントレー法が推奨されることが多いとされています。
従来のシリコン印象材を用いた方法は、長年の実績があり信頼性が高い一方で、近年は口腔内スキャナーによるデジタル印象も普及しつつあります。
印象精度を高めるためには、以下の点が特に重要です。
- 印象用コーピングの適合と適切な締結トルクの管理
- 印象材の正確な取り扱いと気泡の防止
- インプラント周囲軟組織の健康状態の確保
- 症例特性に応じた印象方法の選択
- 患者への十分な説明と協力の確保
これらの要素を適切に管理することで、精密な上部構造を製作するための正確な印象を得ることができます。
精密な印象が長期的な成功につながります
インプラント治療において、印象採得は地味な工程に見えるかもしれませんが、その精度が治療全体の成否を左右します。
どれほど高品質な素材を使用しても、印象が不正確であれば適合の良い上部構造は製作できません。
逆に、正確な印象を採得できれば、パッシブフィットを実現した上部構造により、インプラントの長期的な安定性と機能性を確保できます。
患者さんの立場では、印象採得は多少の我慢を伴う処置かもしれません。
しかし、この工程の重要性を理解し、歯科医師の指示に協力することで、より良い治療結果につながります。
担当医とよくコミュニケーションを取り、疑問や不安があれば遠慮なく質問してください。
正確な印象採得により、快適で長持ちする上部構造を手に入れることができるでしょう。
コメント